大会成果論集


2011年 庄内大会
『出羽庄内の風土と歴史像』



中央を最上川が流れ、平野部・山間部・海岸部に分かれる庄内地域―それぞれの風土の中で培われた歴史と文化を検証し「庄内」という地域認識の史的意味を問う。

雄山閣
2012.10刊
A5判・259頁
定価6,510円(税込)

I 庄内の地域的特質
横山昭男「近世後期における日本海海運と酒田湊−諸藩の蔵米流通の変化とその背景−」
杉原丈夫「近世後期における大組頭の経営と動向について−出羽国庄内川北の伊藤家を中心に−」
山澤 学「湯殿山山籠木食行者鐡門海の勧化における結縁の形態−酒田海向寺住持期を中心に−」
筒井 裕「鳥海山信仰の地域的展開−近現代に注目をして−」

II 庄内地域の形成と展開
佐藤庄一「出羽庄内における古代官衙とその周辺」
菅原義勝「戦国期庄内における地域認識の形成−「庄中」から「庄内」へ−」
小野寺雅昭「百姓目安と庄内藩」

III 庄内藩の家臣団と歴史意識
本間勝喜「庄内藩家臣の田地所持」
佐藤正三郎「出羽庄内藩における武家奉公人徴集制度−寛政期の家中奉公人徴集をめぐる家中と村方−」
布施賢治「庄内と育英事業−荘内同郷会と旧藩・郡などの関係から−」
長南伸治「「荘内史」編纂に関する一考察−幕末維新期の記述をめぐる動向を中心に−」

IV 山形県の歴史資料保存問題
山内 励「山形県における歴史的公文書等保存運動の取組み」

第六二回(庄内)大会の記録


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